産婦人科医院に入院
個室で食事もおいしくて、ゆっくりしすぎるくらいゆっくり快適に過ごせていたのですが、家族に会うこともできず、いつ退院できるかもわからない毎日を過ごすことは辛くて泣きたくなることが多かったです。
地元の産婦人科医院で入院しているのは出産後のママ達ばかりで、可愛らしい赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたり、病室の外で赤ちゃんを連れたママさんに会うと少し切ない気持ちになりました。
出血もなくなり、お腹の張りも落ち着いてきたので、12月24日に無事退院することができました。念のために翌日は受診するよう指示がありました。
救急搬送
24日の深夜から25日の未明にかけて、突然微弱陣痛のようなお腹の張りと腹痛が襲ってきました。
張りと痛みが頻繁に起きて、その間隔も1時間おきや30分おきや10分おきだったりでした。出血はなく、我慢できないほどの痛みではなかったので、元々受診するよう言われていた25日の診察時間まで待って受診しました。
診察で子宮頚管の長さが2,3㎝程になり、羊水の減少、胎盤の剥がれを指摘されました。
幸運にも空きがあった自宅から一番近いNICU(小児集中治療室)のある都立病院への救急搬送が決まりました。
夫は職場にいましたが連絡するとすぐに産院に来てくれ、私が産院を出て救急車に乗る直前に顔を合わせることができました。
救急車には産院の看護師さんが付き添って介助してくれました。同じく切迫早産で入院していた経験があった方で、救急車の中でボロボロ泣く私を力強く励ましてくださいました。
都立病院に入院
搬送先の病院で様々な検査をし、ひとまず落ち着いた後、夫婦揃って医師から今の状況と今後の治療の説明を聞きました。
この時、子宮頚管の長さは9㎜、羊水の減少、胎盤の剥がれも確認できたとのことでした。
今、赤ちゃんは非常に苦しい状態であること。
このまま入院して妊娠継続を目指すが、数日中のお産になるかもしれないとのこと。
この時期に産まれた場合の赤ちゃんへのリスクを医師から聞いて涙が止まりませんでした。
赤ちゃんはまだ様々な臓器が未熟ですが、特に心配なのは肺だということ。
赤ちゃんの肺を強くするための注射があり、それを25日と26日の2回に分けて母体に注射する必要がある。妊娠中にお母さんがこの注射を打つことで赤ちゃんに移行し、赤ちゃんの肺成熟を促し、出生後の呼吸障害が軽減するということでした。
胎児の肺について
胎児の肺機能が整うのは妊娠34週頃といわれています。まだ肺機能が未発達の早産児は出生後に呼吸困難になることがあります。28週未満の出生児の半数は呼吸に問題が生じるといわれています。出生時に生じた呼吸困難によって障害がおこるリスクもあります。
そして帝王切開、麻酔、輸血等の説明をうけ、内容をよく確認している間もなく書類に同意の署名をしました。私はショックが大きすぎて説明の内容が全然頭に入ってこなかったです。
その後、看護師から入院の説明を受け私は病室へ。
入院準備を全くしてきていなかったので夫は自宅に必要なものを取りに行ってくれました。
コロナ渦でこちらの病院も入院中は面会できないため、またしばらく家族には会えません。
突然の出産で夫が病院に呼ばれてしまう可能性があったため、夫の母に自宅へ来てもらい上の子の世話や家事を手伝ってもらうことになりました。
合併症、後遺症、生存率。。考えると不安で不安で仕方がなかったです…
私のメンタルは崩壊しており、毎日泣きながら寝たきり生活を4日続けました。
余談ですが。。21日に新居への引っ越しを予定していました。
延期になるかと思いきや、夫が荷造り、引っ越し立ち合い、荷解きをしてくれたようです。私は入院中、寝て食べての生活で少し肥えた気がしましたが、久しぶりに会った夫は逆にやつれたように感じました。。笑
9日ぶりにようやく自宅に帰ることができ、家族とクリスマスを一緒に迎えられることがとても嬉しかったです。その夜は夫のおかげで無事に引っ越しできた新居で楽しい時間を過ごすことができました。